ウォシュレット(量販店向け)品番,機能の違いを徹底解明!

TOTOのウォシュレットを購入する時に
色々と調べたんですが、
とてもややこしかったので
自分なりにまとめてみました!

品番が多すぎるんですよね~(^^;

長文ですので、急がれる方は
最後の「最新モデル(2024年版)」だけを
見ていただければと思います(^^)

リテール向けとは?

便座に取り付けるタイプのウォシュレットは、
・ウォシュレット アプリコット
(瞬間式/リモコン型)
・ウォシュレット S
(貯湯式/リモコン型)
・ウォシュレット SB
(貯湯式/操作部一体型)
の3モデルがありますが、これとは別に
リテール向けのモデルがあります。

リテール向けとは
家電量販店やホームセンター向けのことで、
主な特徴として
・自分で取り付けが可能
・機能が一部少ない
・本体色の種類が少ない
などが挙げられますが、
最大の利点は何と言っても
値段が安いことです(^^)

ネット通販でも、
価格が高めのアプリコット等よりも
リテール向けの方が人気が高いと思います。

私が購入したのもリテール向け(^^)
なので、ここからはリテール向けについてです。

リテール向けのTOTO公式サイトはこちら
ウォシュレット(リテール向け)

旧モデル一覧

私が調べた限り、
リテール向けが登場したのは2001年で、
以下のように発売されていきます。
※左側がシリーズ名、右側が品番
※品番下3桁の数字が大きい方が上位モデル

2001年
Kシリーズ TCF323,TCF313,TCF303
2004年
KSシリーズ TCF364,TCF354
2006年
KSシリーズ TCF385,TCF375,TCF355
Kシリーズ TCF324,TCF314,TCF304
2007年
KNシリーズ TCF755,TCF735,TCF725
KVシリーズ TCF465,TCF425
2008年
KNシリーズ TCF756,TCF736,TCF726
KVシリーズ TCF466,TCF426
KSシリーズ TCF386,TCF376,TCF356
Kシリーズ TCF325,TCF315,TCF305
KHシリーズ TCF174,TCF164
2009年
KNシリーズ TCF757,TCF737,TCF727
KVシリーズ TCF446,TCF436
KHシリーズ TCF175,TCF165
2010年
KNシリーズ TCF758,TCF738,TCF728
Kシリーズ TCF326,TCF316,TCF306
2012年
KFシリーズ TCF825,TCF815
KMシリーズ TCF732,TCF722,TCF712,TCF702
Kシリーズ TCF327,TCF317,TCF307

2012年のKF,KM,Kの各シリーズが
現行モデルの元となります。
そして2015年のモデルチェンジで
品番が販売ルートごとに分かれ、
一気に数が増えます。
ややこしくなった原因ですね(^^;

タイプ 2015年
KF2 TCF8CF65,TCF8FF54,TCF8PF32
KF1 TCF8CF55,TCF8FF44,TCF8PF22
KM3 TCF8CM85,TCF8FM74,TCF8HM63,TCF8PM52
KM2 TCF8CM75,TCF8FM64,TCF8HM53,TCF8PM42
KM1 TCF8CM65,TCF8FM54,TCF8HM43,TCF8PM32
KM0 TCF8CM55,TCF8FM44,TCF8HM33,TCF8PM22
K3 TCF8CK75,TCF8FK64,TCF8HK53,TCF8PK42
K2 TCF8CK65,TCF8FK54,TCF8HK43,TCF8PK32
K1 TCF8CK55,TCF8FK44,TCF8HK33,TCF8PK22

2017年秋、KFシリーズとKMシリーズが、
2018年秋、Kシリーズが、
それぞれモデルチェンジ。
さらに、TOTO公式サイトには
掲載されませんでしたが、
KSシリーズが量販店などで新発売されました。

タイプ 2017(KF,KM)&2018(KS,K)年
KF TCF8CF66,TCF8FF55,TCF8GF33
価格情報はこちら
KM3 TCF8CM86,TCF8FM75,TCF8GM53
価格情報はこちら
KM2 TCF8CM76,TCF8FM65,TCF8GM43
価格情報はこちら
KM1 TCF8CM66,TCF8FM55,TCF8GM33
価格情報はこちら
KM0 TCF8CM56,TCF8FM45,TCF8GM23
価格情報はこちら
KS TCF8CS66,TCF8FS55,TCF8GS33
価格情報はこちら
K TCF8CK66,TCF8FK55,TCF8GK33
価格情報はこちら

2017&2018年モデルと
2015年モデルの違いは以下の通りです。

●シリーズの変化
KFシリーズがこれまでの2種類から
最上位の1種類のみとなり、
Kシリーズがこれまでの3種類から
中位の1種類のみになる
また、KSシリーズが新登場

●品番の変化
・5桁目…H→廃止/P→Gに変更
・8桁目…数字→+1

●新機能
・お掃除しやすい表示部(KFのみ)
…本体の表示部が透過式になり掃除がしやすい
・つぎ目のない便座(KF,KM3のみ)
…便座のつぎ目がなくなり掃除がしやすい
・クリーンケース(KF,KM3~0のみ)
…ウォシュレット本体にもクリーン樹脂が採用

最新モデル(2024年版)

※2024年9月現在、
以下の2021年~2022年に発売されたモデルが
最新モデルになります。

2021年2月1日、ウォシュレットSとSBの
フルモデルチェンジに伴い、
リテール向けもモデルチェンジ。
次の4タイプが発売されました。

・KWシリーズ(2種類)
・KMシリーズ(4種類)
・KSシリーズ(1種類)
・Kシリーズ(1種類)

最上位機種がKF1種類からKW2種類に変更され、
また、KSが正式にラインナップされています。

そして2022年4月、
Kシリーズがモデルチェンジされました。

以下にまとめます。

タイプ 2021年 品番・機能
KW2 TCF8WW88
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+瞬間暖房便座
-おまかせ節電
KW1 TCF8WW78
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+便器きれい
+お掃除しやすい表示部
+フチなしウォシュレット
+おまかせ節電
-瞬間暖房便座
KM3 TCF8CM87,TCF8FM76,TCF8GM54
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+瞬間暖房便座
-おまかせ節電
KM2 TCF8CM77,TCF8FM66,TCF8GM44
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+オート開閉
+リモコン便座・便ふた開閉
-便座・便ふたソフト閉止
KM1 TCF8CM67,TCF8FM56,TCF8GM34
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+手動ノズルきれい
+ノズルきれい
+ダブル保温便座
KM0 TCF8CM57,TCF8FM46,TCF8GM24
価格情報はこちら
 下位モデルの機能
+つぎ目のない便座
+クリーンケース
+プレミスト
+スーパーおまかせ節電
KS TCF8CS67,TCF8FS56,TCF8GS34
価格情報はこちら
瞬間式・リモコン型
K TCF8CK67,TCF8FK56,TCF8GK34
価格情報はこちら
貯湯式・操作部一体型
タイプ 2022年 品番・機能
K TCF8CK68,TCF8FK57,TCF8GK35
価格情報はこちら
貯湯式・操作部一体型

最新モデルの主な特徴です。

●新機能

・便器きれい(KW2,1)
トイレ使用後と8時間使用しない時に
きれい除菌水を自動で便器にふきかける

・手動ノズルきれい(KW2,1、KM3,2,1)
ノズルきれいボタンを押すと
きれい除菌水でノズルを除菌

・つぎ目のない便座
旧モデルではKFとKM3のみ
→KWとKM全タイプに搭載

●品番

1-4桁目 「TCF8」で固定
5桁目 販売ルート(KWは「W」で固定)
C:Amazon,ビックカメラ etc
F:ジョーシン,ケーズデンキ etc
G:ヤマダ電機 etc
6桁目 シリーズ名
W:KWシリーズ
M:KMシリーズ
S:KSシリーズ
K:Kシリーズ
7-8桁目 グレード
同じ販売ルートであれば
数字が大きいほど上位機種
9-12桁目 本体カラー
#NW1:ホワイト
#SC1:パステルアイボリー
#SR2:パステルピンク

●販売ルート(品番5桁目)による機能の違い
KWは品番が販売ルートごとに分かれておらず、
同タイプの品番は1種類のみです。
KM,KS,Kは同タイプに複数の品番があり、
販売ルートによって搭載されている洗浄機能に
以下のような違いがあります。
C…「洗浄位置調節」機能搭載
F…「マッサージ洗浄」機能搭載
G…「やわらか洗浄」機能搭載
上記以外の機能は同等です。
KWには上記3機能が全て搭載されています。

●本体カラー
・KW,KM,K…3色(#NW1,#SC1,#SR2)
・KS…2色(#NW1,#SC1)

●省エネ達成率(2012年度基準)
・KW2…204%
・KW1…148%
・KM3…204%
・KM2…150%
・KM1…150%
・KM0…120%
・KS…118%
・K…112%

2022年のKモデルは、
2021年のKモデルと機能は同等のようですが、
本体の幅と高さがやや小さくなり、
省エネ達成率が112%→115%にUPしています。

以上になります。
長文を読んで下さり、ありがとうございました!
参考にして頂ければ幸いです。
ご質問、疑問点等ございましたら、
お気軽に下欄までコメントして下さい!

コメント

  1. thank you! より:

    ネットと実店舗に足を運んでも品番が多すぎて困っていたところ、こちらのサイトでかなりわかりやすく丁寧にまとめてあり、とても助かりました。

    コメントのやり取りも読みコーナンのTCF8KM68にたどり着きました。たまたまコーナンのオータムセール、Yahoo! のポイントUP等も含め実質¥33100程度、しかも考えていた下位機種よりずっと安く購入する事が出来ました。
    こんなにお得で大満足な買い物をすることって滅多にないです…!
    とても役立つ情報を本当にありがとうございました。

    ※嬉しくてお礼をお伝えしたかっただけなので、お手間でしたらお返事や掲載不要です( ˊᵕˋ )

  2. DIY爺さん より:
  3. DIY爺さん より:

    KMシリーズの品番と構成が分からなくなってたどり着きました。おかげさまですっきりしました。
    ピュアレストQRと組み合わせて便器のリモコン洗浄と自動洗浄化をする場合、ネットの書き込みなどによると自動洗浄化ユニットTCA320を利用すれば良さそうなのですが、TOTO本体のページには説明がなく不安でした。
    COM-ETのサイトで調べると、品番の後ろにAKを付けた構成があり(ex:TCF8GM34AK)構成部品にTCA320があって、快適機能には、リモコン便器洗浄やeco小ボタンも追加されており、うまく行きそうなので、TCS320を購入しようと思います。

  4. ゆーじ より:

    あのあと色々みてたら、便器洗浄ユニット「TCA320」を増設することができて、リモコン洗浄モデルにできすってレビューがどこかの書き込みにありましt。TCF8AM68、TCF8KM68についてTOTOに問い合わせると、販売店にリモコン洗浄機能がほしい旨依頼するとそのセットを準備してくれますよ。と。

    TCA320を増設することで!とは名言されなかったところが気になりますが、たぶん行けるんでしょう。とにらんで、購入してみます。便器含めてDIYトライです!

  5. ゆーじ より:

    そうだったんだですね!危うくポチるところでした。
    再考します!非常に参考になりました。ありがとうございました。

    それにしてもわかりにくいラインナップそして、カタログ類ですね。

  6. ゆーじ より:

    返信ありがとございます。
    どっちでも良いような差ですね。
    いずれも、「大」「小」流すボタンはないんですか?写真を見ると無いようにみえるんですが・・・

    • SAKA より:

      ウォシュレットのアプリコットや
      Sシリーズの上位モデルには
      リモコンに流すボタンがついていますが、
      先頭がTCF8で始まるリテール向けモデルには
      流すボタンはついていません。

  7. ゆーじ より:

    AmazonモデルにTCF8AM68が タイムセールで44800円で出ています。一方、コーナンモデルとしてTCF8KM68 が39800円で出ています。
    型番ルールで行くと、販売ルートの違いで「A]「K]の違いで機能が同じに思えるのですが、カタログを見るとリモコンスイッチの詳細がなかったり、性能比較表も情報不足でよくわかりません。これってどうなんですかね?

    • SAKA より:

      コメントありがとうございます。
      TCF8AM68はアマゾンのオリジナルモデル、
      TCF8KM68はコーナンのオリジナルモデルで、
      どちらもKMシリーズの上から3つ目
      KM1のTCF8CM67が元のモデルです。
      TCF8AM68はTCF8CM67から
      「洗浄位置調節」が省かれていて、
      TCF8KM68はTCF8CM67に
      「やわらか洗浄」がプラスされています。

      リモコンの写真を比較すれば
      違いが分かると思います。
      TCF8CM67
      …元のモデル
      TCF8AM68
      …ページ中ごろにリモコンの写真
      リモコン中部に「位置」ボタンなし
      TCF8KM68
      …リモコン上部に「やわらか」ボタンあり

      ですので、機能が多くて価格が安い
      TCF8KM68がお得なモデルかなと思います。

  8. むみむしゆう より:

    コーナンでTCF8KM68という型番のコーナンオリジナルモデルが税込み定価41,580円で販売されていますが、この製品機能は一般のモデルのどの型に相当するのか、わかったら教えていただけますと、ありがたいです。

    • SAKA より:

      コメントありがとうございます。
      コーナンのTCF8KM68は、
      KMシリーズの上から3つ目
      KM1のTCF8CM67に、
      「やわらか洗浄」がプラスされた
      オリジナルモデルになります。
      お買い得なモデルだと思います。

      • むみむしゅう より:

        早速のご返信ありがとうございました。
        同等品をネットで調べて約1万円は割安と分かり驚愕しました。
        速攻で買いに行きます!
        本当にありがとうございました。

  9. 匿名 より:

    早速の回答ありがとうございます。
    最終的な商品選択の参考とさせていただきます。

  10. U-mat より:

    ありがとうございます。
    おかげさまでモデル名の煩雑さを理解することができました。

    ところで…
    2015年 のモデルが
    KM3タイプ: TCF8CM85,TCF8FM74,TCF8HM63,TCF8PM52
    KM2タイプ: TCF8CM85,TCF8FM74,TCF8HM63,TCF8PM52
    と同じ記述になっています。

    番号の繋がりから予想すると
    KM2タイプ: TCF8CM75,TCF8FM64,TCF8HM53,TCF8PM42
    でしょうか?

    ちょっと気になったのでお知らせいたしました。

    • SAKA より:

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、
      2015年のKM2の記述が間違えていました。
      記事の方は修正いたしました。
      ご指摘ありがとうございます。

      • SHIN より:

        お陰さまでTOTOウォシュレットの品番の理解でき、参考になりました。
        さて、2021年のKMシリーズには最上位機種のみ便座、便ふたソフト閉止は実装されてないのでしょうか?
        ご教示いただけると幸いです。

        • SAKA より:

          コメントありがとうございます。
          TOTOのウォシュレットは、
          自動で便ふたの開閉がされる
          「オート開閉」と
          便座便ふたがゆっくり閉まる
          「便座・便ふたソフト閉止」は、
          どちらか一つしか搭載されないことに
          なっているようです。
          KMシリーズは4タイプありますが、
          上位2タイプには「オート開閉」が、
          下位2タイプには
          「便座・便ふたソフト閉止」が
          搭載されています。

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